父の葬儀 <Part 2>
父の急死を聞いて慌てて実家に帰った私と妻。
実に3年半振りの帰省です。
このブログは日常で気になったことを「サクッとライト」にお届けします。
ちょっとしたお得情報から、今まで知らなかったことに出会えるかも知れません。
不定期ですが、よろしかったらご覧ください。
考えてみると、前回は父に会えなかったので、最後に父と話しをしたのは5年半前です。
もっと話しをしておけばよかった・・・
葬儀にも日取りがあります。
大安や友引は敬遠するものです。
今回は15日が仮通夜、16日が通夜、17日が告別式となりました。
葬儀は近くにある葬儀場で行いました。
ここは親戚の葬儀でも何回か利用していたのでよく知っています。(それも嫌な話だが)
葬儀に参列するだけならご焼香だけで済みますが、親族はやることがいっぱいあります。
それでも忙しいのは母親と喪主。
次男である私と妻はオロオロしているだけ。
ある程度は葬儀場で仕切ってくれるので、言われた通りに動きます。
まさか葬儀のリハーサルがあるとは思いませんでした。
15日の昼間は父には会えず。
父の遺体はエンバーミング処理を施しています。
この処理は体の血液と体液を抜いて、防腐剤を注入します。
これで遺体の腐敗を抑えることができるそうです。
でも、遺族の許可を取っているのかな?
エンバーミング処理が終わった父の遺体に対面したのは15日の夜でした。
とても綺麗な寝顔で、今にも起きてきそう。
数年会わなかっただけで、随分老けたな・・・
そんな印象でした。
遺体を棺に入れる前に、湯灌(ゆかん)があります。
体を拭いたり、天国に旅立つための白い衣装を着せます。
父の皮膚は少し硬くなっていました。
ここが「生きていない」と感じる瞬間でした。
湯灌が終わると遺体を棺に入れて、葬儀場に運びます。
仮通夜は特にやることもなく、葬儀場にお泊まりです。
遺体を一人にしないで、線香やろうそくが消えないように番をしています。
実際には宴会ですけど・・・
日付が変わったころ、グッスリと熟睡してしまいました。
本当は父が死んだのはドッキリで、しばらく実家に帰っていない私を呼び戻すためでは?と、期待していたのですが、父の遺体を見たときにドッキリしたのは私でした。
もう、話すことはできない・・・
日に日に募る嫌悪感。
親不孝な自分に嫌気がさしてきます。
<興味があったら最近の記事もご覧ください!!>