父の葬儀 ＜Part 3＞
父の仮通夜。
寝る前に近くの実家に行ってお風呂に入ってきました。
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疲れていたのもあったし、なんだかさっぱりしたい気分だったので、妻と一緒に実家までお風呂に入りに行ってきました。
歩いてすぐの距離ですが、雨が降っています。
悲しみの雨でしょうか？
葬儀場にもお風呂はあるのですが、ゆっくりしたい気分だったので、歩いて実家まで行きました。
そこでテレビを見ると、
樹木希林さん、亡くなる・・・
この方も全身ガンで大変だったようですね。
ご冥福をお祈りします。
翌日は通夜です。
いよいよ本番。
通夜のリハーサルを行い、夕方からは弔問客が訪れるようになります。
急なことだったので、みなさん驚かれています。
そもそも父が亡くなってから土曜日曜なので、早くても18日の火曜までは新聞のお悔やみ欄には名前が載りません。
こちらから連絡した人しか来ないはずです。
それでも弔問客は79人。
父は享年79歳でした。
なにかの偶然でしょうか？
父の知り合いから写真を渡されました。
数日前に畑で撮った写真だそうですが、とても元気な姿で、この数日後に亡くなったとは思えません。
本当に急だったんですね。
田舎には久しぶりに帰ったので、親戚に会うのも久しぶりです。
みんな歳を取っています。
なんだか自分も含めて、「人生の残り時間が少なくなった～」と感じました。
通夜の間、司会の話もお経もお坊さんのありがたい話も、なにも覚えていません。
気がついたら終わっていました。
通夜が終わると通夜振る舞いです。
要は宴会。
通夜に来てくれた人と食事会です。
お酌に回りたいのですが、父の仕事関係、山登りの友人、全く知りません。
大したこともできず、ウロウロしていました。
あぁ、無力！！
これが終わると少しゆっくりできます。
なぜかまだ涙は流れない。
悲しむ暇もありません。
それとも薄情になったのかな？
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